スペース・デジタルポケット「夏休み集中ワークショップ・Viscuit(ビスケット)でゲームづくり」2日目

2014年8月12日(火)、スペース・デジタルポケットにて特定非営利活動法人デジタルポケットによる、小学1年生〜6年生を対象にした「夏休み集中ワークショップ・Viscuit(ビスケット)でゲームづくり」を開催しました。

当日の様子

3日連続の本ワークショップの2日目は、絵と絵が「ぶつかる」というということを徹底的に考えて、つくります。そして、最初は絵と絵がぶつかってはねとばすだけだった世界観から、絵と絵がぶつかることによって、他の絵を自分の絵にしてしまったり、また、絵をどんどん増殖できる世界観に移行します。このように情報の中の世界観を遊びながら体験します。

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1日目と同じく、最初はみんなでおもちゃで遊びました。今回登場したのはワミーです。ワミーは鎖の部品のようなかたちをしたゴム状の部品をつなげていって形をつくります。柔軟性があるので、カーブも表現することができ、これをつかって正四面体、正十二面体などをつくりました。
実は、このワミーでの立体づくりも、宣言型の命令で作られていると考えるととてもプログラミングとつながります。そういったことを話しながら、子供たちのプログラミングへ興味をもってもらいます。

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最初は「車」の絵と「ボール」の絵をつかって、いろんな「ぶつかったら」を練習します。「車とボールがぶつかったら、ボールがはねとばされる」「ボールの上に車がのったら、ボールがとんでいく」「車とボールがぶつかったら、車がひっくり返る」「車とボールがぶつかったら、車が爆発する」、車がボールに乗って飛んでいく、なんてことは現実にはありませんが、メガネで命令できればなんでもできます。この写真では一番上のメガネで「車は走る」、上から三つ目のメガネで「車とボールがぶつかったら、車は爆発する」、一番したのメガネで「爆発は下に移動する」、そして、上から二つ目のメガネが「爆発がボールに当たったら、爆発が車になる」という風になっています。

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「車」と「ボール」がぶつかったら、で衝突がわかったら、今度はテーマをいろんな「ロボット」として、そのロボットのぶつかり合う「ロボットスタジアム」をします。衝突したらどんな風な効果を出すロボットなのかを考えて、まず、設計図に描きます。「ぶつかったら、はこういう風にかけるよね」と設計図の描き方を教えている様子です。実際にその場で描いて、みせてあげます。

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設計図を考え、作品を製作している様子です。

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出来上がったロボットはこんな風になりました。?のマークはワイルドカード属性になっている部品です。これに「ぶつかったら」という命令をすると、ビスケットランドの中では「どの絵にぶつかっても」という命令になります。すなわち、他人の絵にぶつかったときも、この命令が実行されます。このロボットは足下に相手がくると左に相手を蹴飛ばすプログラミングがされています。

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このロボットもすごいですね。下の左のメガネが移動の命令です。かなり絵が離れているので、スゴい速さで移動するロボットのようです。そして、下の右のメガネが「相手が右方向にきたら、腕を上げたロボットの絵に変身して相手を左上にはねとばす」です。かなりの距離をはねとばす命令がされています。そして、その上のメガネは「腕を上げたロボットは腕を下げる」という命令です。これで、攻撃をするともとの姿に戻って、また移動するようになっています。

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そして、紹介する最後のロボットはこれです。これは「相手にぶつかると、自分が増える」という命令がされています。最初はこの命令は、講師側で禁止としているのですが、ロボットスタジアム後半ではこの命令を有効にします。すなわち、「自分の絵が増殖する、または減少する」、また、「相手の絵を消す、または増やす」ということができるようになります。コンピュータウィルスのような作品が作れます。

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最後はみんなでできあがったロボットスタジアムを見てみます。増殖、減少が禁じられている安全なロボットスタジアムと、何も制約のない無法地帯なロボットスタジアムどちらもみてみます。

最後は情報の、自分を損なわないで、増殖・減少ができる性質を無法地帯のロボットスタジアムを例にとって説明します。例えば、普段触っているモノですと、割ったら半分になるし、分裂することもありません。しかし、情報ですと、そのものが分裂したり、跡形もなく消滅する事があります。なかなか実感ができないことですが、自分でそういった作品をつくることで、それが体験できます。

最終回はこの性質もフルにつかって、人を楽しませるゲーム作りにチャレンジします。

ロボットスタジアム

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大きな画面でみるにはこちら
ひとつひとつの作品はこちら
「ふえたり・へったり」する画面はこちら

ワークショップの詳細

ワークショップのタイムスケジュール

00:00 「車」と「ボール」がぶつかったら、のレクチャー
00:20 レクチャーを受けた範囲で自由制作
00:30 ロボットスタジアムの説明と設計図の描き方
01:10 ロボットスタジアムを無法地帯に変更
01:20 発表会
01:25 情報の性質について講義

実施

日時:2014年8月12日(火)10:30〜12:00
参加者学年:小学1年生〜6年生
実施場所:スペース・デジタルポケット
講師:デジタルポケット2名
内容:プログラミングアニメーションづくり