情報デザイン基礎II(多摩美術大学)3回目

2013年12月16日(月)、多摩美術大学(八王子市)情報デザインコースの授業『情報デザイン基礎II』で、「Viscuitとプログラミング表現」の最終回を実施しました。

最終回は、ビスケットを使ってできる表現の中から、「色の変化」「動き」「音」を活かした作品制作を行いました。
実験的なアニメーション作品では、抽象的なかたちと色が動きながら、音を奏でるタイプの作品が多く制作されてきています。その流れに連なり、コンピュータグラフィックスの作品や、インタラクティブ作品、CD-ROMなどのパッケージ作品、ウェブを利用した作品など、さまざまなデジタルメディア上で、「色」「かたち」「音」「うごき」をあるルールや理論でつなげようとする試みがなされてきました。

今回は、ビスケット上のオブジェクトの色を、色相環の順になめらかに変化させる方法と、ビスケットで使えるmidi音源とサウンドファイルの使い方を練習し、自分なりの考え方で「色」「うごき」「音」を扱った課題に取り組みました。

20131216tamabi01

色の変化

矢印が移動するときにオブジェクトを1つ増やし、そのオブジェクトは1ステップごとに、色相環の順に色が変化する、という例題を使い、どのような表現ができるか試しました。

1つ1つの作品を見る

音の練習

ビスケットでは、サウンドファイルも「めがね」に入れてプログラミングします。
絵が変化したり、他の絵とぶつかるタイミングを使い、思い思いの音で実験しています。

この課題は音がでます。
リンク先の画面の左側で、見たい作品を選んでください。
1つ1つの作品を見る

最終課題

最終課題では、自分なりに「色」「うごき」「音」を関係づけた作品を制作しました。
オルゴールのように、ずっと音を奏で続けたり、前回のインタラクションを使い効果音として利用したり、学生さんそれぞれの工夫が光ります。

この課題は音がでます。
リンク先の画面の左側で、見たい作品を選んでください。
1つ1つの作品を見る

「ビスケットによるプログラミング表現」と題して、3回の授業を行いました。
美大生のみなさんは、アイディアを出す力、絵で表現する力があるので、思ったことをすぐ実際に動かして試すことが非常に簡単にできる「ビスケット」は、動きやインタラクションのあるデジタルコンテンツのプログラミングのアイディアを試すのに、とてもよいツールであると改めて感じました。

さて、毎回、授業前と後に、学生さんにアンケートに回答していただきました。1回目の授業の前と、3回目の授業の後に、「コンピュータは好きですか?」と「プログラミングは好きですか?」という設問を入れました。

1回目の授業前アンケート/参加人数:63名

<コンピュータは好きですか?>
赤:はい(48名)黄色:いいえ(5名)緑:わからない(10名)
1回目のデータ
<プログラミングは好きですか?>
赤:はい(18名)黄色:いいえ(21名)緑:わからない(24名)
1回目のデータ

3回目の授業後アンケート/参加人数:65名

<コンピュータは好きですか?>
赤:はい(52名)黄色:いいえ(3名)緑:わからない(10名)
1回目のデータ
<プログラミングは好きですか?>
赤:はい(24名)黄色:いいえ(17名)緑:わからない(24名)
1回目のデータ

ざっくりとした結果ですが、「コンピュータが好き」「プログラミングが好き」に向かった学生さんが少し増えているのが、嬉しい結果でした。
また、学生さんたちとこういった機会が持てたら嬉しいです。

日時:2013年12月16日(月)
場所:多摩美術大学八王子キャンバス
〒192-0394東京都八王子市鑓水2-1723
対象:『情報デザイン基礎II』受講生
主催:NPO法人デジタルポケット
内容:ワークショップ形式の授業