川口市メディアセブン「こどもプログラミングサークル ビスケット」3

2013年12月27日(金)、川口市メディアセブンにて「こどもプログラミングサークル ビスケット」を実施しました。

メディアセブンでは、館のみなさまのご協力のもとで、いつも実験的なワークショップに挑戦させていただいています。
今年の夏には2回、タブレットでのワークショップを実施していますが、3回目の今回もタブレットを使い、新システムも導入して実施しました。
午前中は低学年のお子さん向けに、午後は、3年生以上のお子さん向けの内容で行いました。

2013年7月29日のレポートはこちら
2013年8月20日のレポートはこちら

20131227-01

今年の「こどもプログラミングサークル ビスケット」では、
・ビスケットのプログラミング(メガネの使い方)を理解すること
・「なんとなく動いた」のではなく、「自分で思ったとおりに動く」ように作ること

ができるように、ワークショップを工夫してきました。

<動きが理解できるように、上下左右などの方向や、回転などの動き方を固定した練習>
通常のワークショップでは、自分が描いた「絵」がどう動くかを考えてプログラミングしていますが、今回は、「まっすぐ動く」や「回る」といった「動き」から、どういう「絵」がいいか考えて制作しました。

<いきなりビスケットで制作せず、「設計図」に狙った動きを描いてから制作>
ビスケット上で実際に動かしてみて、いい動きを見つける方法はとてもよいのですが、今回は、まず狙った動きを考えて、制作してから調整するやり方にしました。

<設計図の例>左:まっすぐ動く「花」、右:回転する「たいふう」
1227mediaseven_fig1

<設計図の例>開いたり閉じたりする「はさみ」
1227mediaseven_fig2

午前の参加者が制作した「まわる世界」。実際に回る動きをするもの、回したら面白いと思うものを考えて作りました。

午後の参加者が制作した「絵が変わる世界」。絵の並べ方、動かし方にも工夫が見られます。

さらに、午後の参加者は「ぶつかったら〜〜する」衝突判定のプログラミングも挑戦しました。
はじめに、ボールと車の例を使って、「走ってきた車がボールに当たると、ボールが飛ぶ」というプログラムを練習します。

1227mediaseven_fig3

ボールは共通のものを、車は自分で描いたものを使っています。
このボールがワイルドカードになっていて、「ボールとぶつかると動きが変わる」プログラミングをしてある車は、そのとおりに動くことを観察して理解しました。

午後の部の作品は、「うみ」は海藻、「宇宙」は星、「そら」は雲、「おばけやしき」はヒトダマが、それぞれ上記のボールの役目をしています。

午前の部(低学年さん中心)

うみ


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そら


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うちゅう


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おばけやしき


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午後の部(高学年さん中心)

うみ(海藻にぶつかる)


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そら(くもにぶつかる)


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うちゅう(星にぶつかる)


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おばけやしき(ヒトダマにぶつかる>


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今回の「新システム」は、「無法地帯」という名前がついています。これまでのビスケットランドでは禁じていた、オブジェクトが増える/減る動きや、ぶつかった絵を自分の絵にしてしまう(複製)を許可しているものです。このような、コンピュータの特徴でもあるプログラミングを、子ども達がどのように発見するか、やりたいと思うかを観察していたところ、「ぶつかったら」を始めた非常に早い段階で、こういった動きに挑戦する子どもが出てきました。
実はこれは、「コンピュータウィルス」の仕組みと同じものなのです。(このことについては、開発者原田さんによるブログに詳しく書かれています。

「無法地帯のうみ」を見る

「無法地帯のそら」を見る

「無法地帯の宇宙」を見る

「無法地帯のおばけやしき」を見る

「自分には何ができて、それをするとどうなるのか」さまざまな遊びを通じて、子ども達はそういったことを学んでいきますが、当たり前のように身の周りにコンピュータ(PCだけでなく、スマートフォンやタブレット、ゲーム機なども含めて)がある今の子ども達には、プログラミングを通じた学びが今後もっと重要になるのだと強く感じました。

最後に、参加者の感想をご紹介します。

<午前>
・タブレットにさわれてうれしかった
・うごかすのがたのしかった
・えをつくるのがたのしかった
・自分でいろんなものと動かせてたのしかった

<午後>
・自分で物をそうさできておもしろかった
・コンピュータの作りがわかった(原文ママ)
・自分の絵をたくさん動かせた
・いろんな動かし方を知ることができた

日時:2013年12月27日(金) 10:30〜12:30、14:00〜16:30
場所:川口市メディアセブン
講師:NPO法人デジタルポケット
内容:ワークショップ