スペースALS-D「パソコン(タブレット)でアニメーションをつくろう」

いつもお手伝い頂いている大藤寛子さんが関わっていらっしゃる、京都のスペースALS-Dでビスケットを開催しました。
大藤さんからレポートを頂きましたのでご紹介します。

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2013年6月9日(日)、京都のスペースALS-Dにて「パソコン(タブレット)でアニメーションをつくろう」を行いました。

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神経性難病ALS(筋萎縮性側索硬化症・身体が動かせなくなっていく病気です。)により24時間介護が必要でありながら、スペースALS-Dを併設した西陣の町家で、友人ヘルパーと独居生活を続けられる、甲谷匡賛(こうたにまさあき)さん

2005年~2007年に病院のベッドでわずかに動く左手の甲でセンサースイッチに触れながら描かれた絵画が60点ほどあります。その作品展の開催に合わせ、ビスケットの体験講座が行われました。

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甲谷さんの作品を背景にして、集まった皆さんが思い思いに絵を描いて、動きを作っていきます。

「絵は苦手だけれど、なんだか面白いのが描けた!」
「なんで、こんな動きになるの?」
「こんなふうに動かしたい!」
「おしゃれに描こうとしないほうが、イイのが描ける。」
「ほわー、すごいねぇ」
「あれはどうやって作ったの?」
「甲谷さんのあの絵を真似してみよう。」

いくつも作ったり、じっくり作ったり!

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甲谷さんの左手の甲の第三関節で、タブレットに触れてもらって出来た絵は『アミダ』の中にあります。

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あの頃に甲谷さんがビスケットと出会っていたらどんな作品が生まれていたかな?
ふと、お一人が口にされた言葉が心に残りました。

「ALSというダンスを踊っているんだ」
甲谷さんがかつて、発した言葉。

2005年~2007年、甲谷さんがベッドの上で黙々と、少しずつ少しずつ、描かれていた絵は
2013年、参加者の皆さんの動く絵と出会いました。

甲谷さんの絵の上で、皆さんの動く絵はダンスしているみたいでした。
ビスケットと、さまざまな人の出会いで生まれた作品です。
さまざまなことに思い巡らす時間となりました。

制作された作品はこちらからご覧になれます


日時:2013年6月9日(土)11時00分〜
場所:スペースALS-D (京都市北区紫野南舟岡町38-23) 
講師:原田康徳、大藤寛子
内容:ワークショップ・作品展示